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■099 僕と嘘 2004/09/03

人は嘘をつかなければ生きていけないのでしょうか。

僕は馬鹿な人間だから、嘘をつかずに生きていきたいと思うのです。
心の奥底ではそんなことができるなんて思ってないのでしょうけれど、そうしていたいのです。

嘘をつくというのは人を騙すということ。
それが耐えられないのです。


誰かを騙すくらいなら、この身を切るほうが遥かにマシだ。
それは世間を知らない浅墓な思いなのでしょうか。
嘘をつかずに生きることはできないのでしょうか。


嘘をつくくらいなら眠れぬ夜を独りすごすほうが、
耐え切れない胸の痛みを抱えるほうが、
絶望に独り打ちのめされているほうがまだ気が楽に思えるのです。


僕は今日、独りでいるつらさと耐え難い孤独な時間を忘れるために
煙草と漫画に時間を費やしています。

唯ひとつの救いであるその漫画の中で、
主人公が苦し紛れに吐いた嘘が。

その作られた虚構の中の嘘すらもたまらなく嫌で
そうしてまたこの胸に耐え切れない痛みを抱くのです。


だから僕は、どんなに無様で惨めであったとしても
嘘をつくことなくこの生命を全うしたいのです。

そしてそうやって、独り自分自身にだけ延々と嘘を吐き続けて死んでいくのでしょう。


だって。
嘘をつかなくてそんなにボロボロになるのなら
嘘をついてでも楽になりたいと思うのが人の常でしょう?

それがわかるからこそ自分自身を騙し続けて生きていくのです。
せめてその嘘だけは全うできるくらい強くありたいと
フラフラの体で煙草を吸いながらまた心に誓うのです。



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