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■070 賭けをしよう 2001/05/26

 その日も我々暇人一同は正々堂々スポーツマンシップにのっとり(?)麻雀をしていた。いやさ始めるところであった。麻雀はただのゲームではない。ギャンブル性をも秘めたる極限の死亡遊戯なのだ。
 という訳で麻雀に賭事はつきものなのだ。とは言っても我々はゲームとしての麻雀が好きなので(無論金も好きだが、金のために麻雀ができないというのは嫌だという意味)、「負けた奴がジュース奢り」などという条件で麻雀する事もしばしばある。



 その日も麻雀をする事になった。ならば何かを賭けねばならん。金か。金でも良いが金だとメンツの集まりがいまいちよろしくない。しからばジュースか。それでも良いがあまりに平凡だ。なにかこう、スリリングで奇を衒いつつイカス罰ゲームなど無いものか。
 そう考える私に一つのナイスアイデアがまばゆい閃光と共に思い浮かんだ。早速口を開く。

「思いついたんだが。」
これだ。第一声はこれしかあるまい。って、そんな事を思いついた訳ではない。
そんな戯言よりも問題は次の言葉である。




「たまには勝った奴が負けた奴にジュースをおごってやろうではないか。」
皆の顔に疑問符が浮かぶ。そりゃそうだ。そのままじゃ負けて得するだけじゃないか。
そのうち一人が早速食いついた。

「何すか、それ。」
「だから勝った奴がジュースを買ってやるのだ。負けた奴に。」
まだ誰も理解できない。


「勝った奴の好きなものを。」
この瞬間皆が理解した。いわゆる「マズイジュース飲ませ大会」なのだ。これは。


「当然、拒否権はないし、相殺もなし。サイズは500mlまで。」
ついに条件が確定。

 かくして壮絶なジュース飲ませ大会・・・もとい麻雀が始まったのであった。






中略





 そして遂に勝負がつく。いやぁ、楽しい楽しい。人にジュースを奢るのにこんなに楽しい思いをするのは久々だ。
 早速皆で近所のコンビニへ。それはもうマズそうなジュースが次から次に選び出される。私も強烈にまずそうなものを数本奢ってやる(笑)


 さて、この勝負、私は比較的勝っていたのだが、唯一1本だけ奢られる事となった。しかも奢ってくれるのは同輩のみちぃ氏だ。困った事にこちらの手のうちは読まれている。読み切られている。




 「じゃあこれね。」




そう行って手渡されたもの。今でも鮮明に覚えている。




「カ○メの野菜ジュース」であった。



・・・





すいません。勝てません(涙)



 ・・・元々こんなジャンルの飲みものには絶対に手を出さない私である。むしろ野菜自体好んで食わんというのに。
 しかし勝負は勝負。




「ゴチになります!」
ぷしゅっ。




あ〜あ、開けちゃった。心ではそう思うが、ここは飲まざるを得んのだ。
意を決して一口。



・・・ぐはぁ





すんません。マヂ飲めません(血涙)



結論:世の中には負けてはいけない相手がいる。
 そして、野菜ジュースはこの世から無くなってもいい。



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