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■056 類は友を呼ぶのか 2000/08/12

 前々から「もしや」とは思っていたが、私も馬鹿な人間である。今頃いちいち言わなくても気付いている方も多いとは思うがやはり馬鹿なのであった。まあ、ここにいくつも並んでいる駄文を見てみればその真偽は一目両然であろう。

 それはさておき、我が国日本には「類は友を呼ぶ」という言葉がある。まあ諸外国にも似たような意味の言葉はあるかもしれないが、私は知らないのでこの場合考慮しない。「類」つまり馬鹿は「友」つまり馬鹿を呼ぶのだと言う。そんな一意的に解釈される言葉ではないと思うのだがそう解釈してしまうのも馬鹿の特権である。
 私は馬鹿である。なれば私の隣人もまた馬鹿なのであろうか。しかし「馬鹿が馬鹿を呼」んだら馬鹿の集団ができてしまうではないか。そのうち全日本馬鹿集会(AJBC)などと言うものが開催されたりするのだろうか。こんな下らない事を考えてしまうのも馬鹿ならではと言えよう。いや言わんでもいいけど。

 兎も角馬鹿が馬鹿を呼ぶのか検証してみたい。



 友人Mの場合。
 私の大学時代の友人Mは変わり者である。私も変わり者だがこの男もなかなか凄まじい。この男、逸話は数知れないがいくつか紹介してみよう。
 仲間内で最もセンセーショナルな逸話、「ゴキキラー」の名が冠されたこの逸話は小汚い部室から始まる。

 その夜、我がサークル員数名は暇をもて余し部室でゲームにうつつを抜かしていた。そこに突如現れた悪の手先、黒光りする恐怖の使徒ゴッキー。途端に室内は阿鼻叫喚に包まれる。通常ならオプションA「殺虫剤」やオプションB「新聞紙/スリッパ」を用いるのだがこの小汚い部室にはそんなものはない。あるいは汚すぎて触れない(笑)。我々人類に立ち向かう手だてはあるのだろうか。とそこに現れた救世主M。手にはオプションCの「布テープ」。そんなものでどうやって立ち向かうというのか。
 彼は10センチ程度に切った布テープを手に取った。そして狙いを定めるとその数ミリの厚さのオプションCで敢然と敵に立ち向かうのであった。
 「はっ」という些か気の抜けた掛け声と共に彼の手が振り下ろされた。そして、オプションCには囚われの身となった宿敵ゴッキーが。

 この瞬間彼は「布テープでゴッキーを仕留める男ゴキキラー」として名を馳せることとなったのだ。



 そう言えば先日彼からきたメールで思い出した逸話がある。
 その日、彼は自宅で寝ていた。と気がつけば其処に一人の男性が。普通、来客というものは玄関先に居るものだと思うのだが、その男はなぜか(単に彼が鍵を掛けずに寝ていただけである)玄関をくぐり、ダイニングを抜け、さらに六畳間をも通り抜けて彼の布団の横まで来たのだと言う。
 そして男は口を開いた。「すいません、NHKなんですが」
 寝ぼけていた彼はこう言ったそうだ。「間に合ってます
その一言で男は帰ったと聞く。そして彼は何事も無かったかのようにまた就寝。



 凄い。凄い話ではあるがひとつ気付いたことがある。
 この話でMが凄く変な奴だということはわかったが馬鹿な奴かどうかはまた別の話だ。

 書いている私が言うのも何だがこんな結末になるとは思わなかった。何を書くか考えていない私はやはり馬鹿なのであろう。予想と違うものが書きあがってしまった私はやはり馬鹿なのであろう。しかし、隣人が馬鹿であるかどうかはまだわからない。馬鹿を見る旅はまだ終わらない。
 そしていつかはAJBCに辿り着くのであろう。



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