Top | Biglobe Top | Wyvern | PhotoScrap | Visor | SiteMap

■030 ゲームセンターの怪 1999/06/21

 その日も私はサークルにいた。当然、人集まるならば行動が喚起される。
その日は流れからゲームセンターに行くこととなった。

 ゲームセンター。いわゆるゲーセンである。幾人ものゲーマーを魅了し、幾多ものコインを魅了するあのゲーセンである。
あるものは己の腕を磨き、またあるものは己の物欲を満たす。
ゲーセンとはかくも奥が深いものなのである。

 さて、そのゲーセンにたどり着いたのであるが、その日は総勢10名に届かんばかりの大所帯であった。
そんな大勢の飢えた獣たちはいっせいに快楽の都ゲーセンに放たれた。
ある者はDDRにダッシュし、またあるものはUFOキャッチャーに金をぶち込む。まさに獣の動きであった。

 さてと、俺はどうすっかなぁ。DDRはそこまでできねえし、金がねぇからUFOキャッチャーはもってのほかだし。俺のお好みのRaveRacerは無いしな。んー・・・(しばし物色)・・・ガンバード2かあ。ゲーセンでシューティングはそこまで得意でもないんだがなぁ。まいいか。

 ちゃりん。コイン一個入れる。とりあえず好みの巫女はいないので主人公くさいのを選択する。・・・そこそこ進んだかと思ったところであえなく全滅。むう、やはり勘が鈍っている。家で特訓し直しだな。

 ほかの人間は今頃どうしてるのやら。そう思いたってふと見回してみると全日プロレス2だったり凝りもせずDDRだったりしたわけだが、よく見ると向かいあって「ホットギミック快楽天」に興じる仲間を発見した。

 「ホットギミック快楽天」とは、超絶に強まった株式会社彩京が世に放った名作麻雀ゲーム「ホットギミック」の続編である。漫画雑誌「快楽天」の漫画家さんがキャラクターをかいているので、もう何だかアレな感じである。
ちなみに脱衣麻雀であるからして、当然勝てばむふふ、負ければプラス1コインである。
しかし、対戦ともなると話しはまったく別もの。全身赤タイツの野郎と全身青タイツの野郎が恐ろしいほどの技を繰り出す男塾も真っ青のシロモノと化すのだ。

 ふむふむ麻雀かぁ、などと思ってみていると、そのうち一方が負けた。ようし、こうなったら入るしかあるまい。何がこうなったらで何があるまいかはわからないが。
ちゃりん。1コイン入れる。無論対戦だ。何だかよくわからないが手がサクサクと進む。おお、四暗刻(超絶すごい役。無論点数も高い。)直前まできた。・・・あ、当たり牌を出しやがったな。よし、くらえ!
 ・・・何だか忘れたが数え役満という先の超絶すごい役と同等クラスの点数をたたき出した。お、赤タイツと青タイツが出てきた。ガキィ、ガキィ、ガキィィィン!というすさまじい音とともに「屁に引火!」という文字。さらには引火中のグラフィックが。赤タイツの尻に火が灯され、青タイツへと向かう。一見すると赤タイツが青タイツに攻撃しているように見えるが、実際の赤タイツの苦しみを加味するとどっちがやばいかわかったものではない。

 よくはわからぬが、一瞬で倒してしまったらしい。仕方がないので、そのままコンピュータ戦へとなだれ込んでゆく。最初の敵として用意された女の子は3人。さしあたって巫女はいないので、古くから知っているよしみで時坂夢戯のキャラを選ぶ。この人のキャラは崩れる直前の張り切った「ばいんばいん」の胸が特徴だ。早速対戦する。あっさり倒す。
 倒せば脱がす。脱衣麻雀界と強姦魔界ではそのように決まっておるのでそうする。選択肢は3つあった。が、3つめは「許す」などというふぬけた選択肢であったので抹殺。とりあえず「ビキニでぽよんの刑」を選ぶ。結局何の刑であってもボタンを連打すればよいのでぺしぺしと叩いてみる。そのうちにビキニがぽよんと取れる。おおっ、ばいんばいんの胸だ!後ろにはいつのまにかうちの部員どもが集合している。「おおっ!」という歓声が上がる。

 何やらウケがいいようだ。その調子で次の敵もその次の敵も倒す。無論片っ端から脱がす。男どもの煩悩ボルテージは高まる一方である。そのうち雀パワーが尽きてきた。雀パワーというのは、あればいかさまができるものだと思ってもらえるといい。困ったなぁと思っていると、部員の一人が反対側へと向かった。ちゃりん。対戦に乱入してきた。何か無性にやりたくなったのだろう。
 あっさりとその部員を蹴散らすと、おおっ、何ということか。雀パワーが復活している!ありがとう部員A!君のおかげでまだまだ進めそうだ!

 復活した雀パワーの甲斐もあってその後もさくさくと敵を倒す。普通、この手のゲームは3人も倒せれば長くできた方で、ひどいゲームならば1人めであっさり負けることもある。が、今回は6人倒してしまった。そう思っていると、またも乱入。今度は知らない人。しかしまたも勝利。ここまで勝ってしまうと恐ろしさすら感じてしまう。しかもこの勝利でまたも雀パワー充填。当然、後ろの部員たちのテンションもあがる。今やこの台は10人のアツい男のエナヂィで怒涛の連勝を繰り広げているのだ。

 何人の敵を倒し、何人の服を脱がし、何人の青タイツを闇に葬ったのだろうか。気がつけばラスボスにすら手が届きそうに勝っていた。が、やはり夜がふけると眠気が出てくる。おまけに敵も強くなっていく。ついには負けてしまった。だが、男たちの顔には何かをやり遂げた満足な笑みがあった。

 そして私は・・・この日は200円しか使わずにすんだ。無論、次の日にはどうなっているかわかったものではないが。



メインページに戻る
tatuya@holythunderforce.com
Written by tatuya,since 1998-
powered by araya ver.0.91