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■027 カラオケバトル 1999/05/25

サークルでコンパがあった。まぁ、コンパ自体は別段めずらしくもない。
この時期どこでも「新歓コンパ」と銘打って行なわれているものだ。
うちのサークルでは、往々にしてコンパの締めはカラオケである。
下っぱ部員に酒を飲ませ、潰す。しかる後に寿司その他を食し、最後はカラオケ。
それが数十年受け継がれてきた伝統なのである。
そこまではっきりと決まっているわけでもないのだが。

その日は新歓コンパであった。
そんじょそこらで同様に銘打って行なわれているものと変わらぬ新歓コンパであった。
いささかも例に漏れることもなく新歓コンパであった。

当然のように下っぱは酔い潰れ、生き残ったものは夜の街に繰り出す。
それが習わしなのである。
当然のように最後はカラオケに向かった。やはり、というか定めである。
別にその行為に関して不満があるわけではない。
ただ、敢て言うならば私のようにさほど歌が得意でないものは
少々思案してしまうところがあるのである。
歌が得意でないものがカラオケに行くと行動パターンが2つに分けられる。
1つは歌わない、というパターンである。
もう1つは歌う歌が限られるというパターン。
つまりいつ行っても大体同じ歌を歌うのである。私はこのパターンである。
おっと例外。気にせずに歌うというのもあったなぁ。

いつものカラオケならば各々が好き勝手に歌いたい歌を入れて歌うだけなのだが、
この日は少々勝手が違った。
最初はいつもどおり好き勝手に歌っていたのだが、
その歌がなぜだか段々古い歌に流れていった。
カラオケの機種によって若干違うが大体カラオケの曲入力というのは5,6桁の数字を入力する。
その日の機種は5桁以内の数字を入力する機種だった。
当然、新しい曲は数字が大きい。裏を返せば古い曲は数字が小さいのだ。
で、この日の曲は、あまりのなつかしさゆえに1000番台まで遡ってしまったのだ。
そんな数字ばかり並んでしまってはどうにかしてやろうと思ってしまうのが
うちのサークルの馬鹿なところである。

ふと気づけば465番などという数字が入っていた。若い。3桁だ。
タイトルは「バナナの涙」。
その昔、「ハイスクール奇面組」というアニメの主題歌になった(と思う)歌だ。
知っているだけに「してやられた」という思いが一同に走った。
そう来られると張り合わずにはいられない。3人がかりで必至に勝てそうな歌を探した。
「これはどうか」「いや、一般性に欠ける」
「ではこれは」「この番号ではカウンターを食らうぞ」などと一通り探したところ、
ようやく一曲の歌に辿り着いた。タイトルは「愛と青春の日々」。
入力ナンバーは11番。「君は、何を今〜見つ〜めて〜いる〜の」という歌である。
なにぶん古いので詳しいデータは忘れた。

これより番号の若い歌はあおい輝彦の歌しかなかった。はっきり言って誰も知らない。
この時点で我々はもう勝利を確信した。流石にあおい輝彦は来ないだろう。
遂に11番を入力する。・・・かかった瞬間、先程の「バナナの涙」の人は「ああ、やられた」という表情。
こっちの3人は「よしっ!」と御満悦。
歌いきったところで後5分になった。もうどうしようもなかった。
タイムリミットである。
仕方がなかったので、北斗の拳の「YouはShock」を皆で歌って終わった。
しかし、なぜにこんな歌で締めるのだろうか。まぁ、我々らしいといえばらしいのだが。



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